ヴィジュアル系な日々

ヴィジュアル系が好きなバンギャの日記。ライヴレポや考察など

ヴィジュアル系は終了するのか?

話題に乗り遅れてしまいましたが、

とある方の記事(現在は削除)を

読んで

ヴィジュアル系は終了するのか否か、

ヴィジュアル系の未来とは」

的なことをここ数日考えていたのを

やっとブログに綴ります。

 

結論から言うと、私の意見は

ヴィジュアル系はすぐに終了することはまずないが

このままだと衰退していく。

が、文化としては残っていくだろうし、

また再ブレイクするバンドやブームが起こる可能性がないとはいえない」です。

 

音楽文化と一緒に語るのは

少し違うかもしれないけれど、

現代ではカセットテープを

使う人がほとんどいなくなったけれど、

まだカセットテープで

音楽を聴く人はいるし、

演歌やV系の一部では

カセットテープでの音源リリースをする

アーティストもいるように、

衰退が続いてもそう簡単に

なくなることはないと思うし、

小さな規模になっても

残っていくと思うんですよね。

 

ただここのところのV系関連の

動きを見ていると、今年(2019年)は

次々とV系専門店が破産したり、

閉店したりすることが続いて

このままだと規模が小さくなって

いくのは十分考えられると思います。

 

専門店の閉店については

タワレコでインストを行う

V系バンドが増えたからそっちに

客が流れてるだけ」

という意見もありますが、この間

タワレコV系コーナーで

フリーペーパーもらってこよ~」

タワレコに行ったところでそういえば

V系コーナー自体がなくなっていたことに

気づいて店員さんに聞いてもJ-POPコーナーに

移動したらしくそれで

タワレコでもV系コーナーがなくなっているのか」

とショックを受けて。

ちなみにその代わり?のように

K-POPコーナーは結構な

面積で展開されていて

こういう時代なんだなと。

 

X JAPANLUNA SEAなどの

大御所バンドやゴールデンボンバー

以外V系はお金にならないビジネスモデルに

なりつつあるのでは?と感じるんですよね。

といっても大きなお金に繋がりにくいのは

V系バブル期を除いて前からなのですが。

 

しかしながらX JAPANLUNA SEA
といった大御所バンドが復活したことや
今もテレビにも出て活躍してることで
今もV系シーンに与えている影響、
功績は大きいと思うんです。
 
ヴィジュアルジャパンサミットといった
イベントもありましたし、これは
WOWOWでも放送されました。
 
XやLUNA SEAのファンが今の
V系マイナーバンドに流れていくということは
少ないかもしれませんし、今はその流れも
少なくなってると思いますが、金爆から流れて
他のV系バンド、マイナーバンドのファンに
なったケースも耳にすることもあります。
 
活躍がなかったら今頃V系はどうなっていただろう?
ともちょっと思います。
 
V系の未来
 
ただでさえ少子化ですし、近年は
若いバンギャル・ギャオが
減っていっているのかな?と感じますし、
これからはバンギャル・ギャオの高齢化が
進んでいってそのうち席のあるライヴや
ヘドバンなどの暴れ方が激しいライヴが
減るのでは?と考えています。
 
曲を出してるように今はアイドルが握手券を
付けてCDを出す以外、90年代のように
100万枚とかの数字でCDが売れることは
ほぼないし、世の中を見てもそもそも
音楽市場自体が昔より縮小していたり、
音楽の楽しまれ方が変わってるんです。
 
今はYou Tubeがあって、かつては
V系の曲があっても違法アップロード
ばかりだったし(今でも多いですが)、
そこまでメジャーではなかったかも
しれませんが、今ではバンド側が
プロモーションとして公式でPVや
試聴動画を出すことが増えましたし、
多いバンドでは一曲で数十万回
再生されていたりします。
 
しかも広告を入れてるバンドも
今は多いので、You Tubeで聴くのが
今では後ろめたいことではなく
むしろバンド側に少しとはいえ利益に
繋がる聴き方にもなっています。
 
そしてSpotifyなどのサブスクリプションでも
最近はV系バンドが登録されてることが
多く、昔より手軽に色々なバンドを
聴くきっかけができています。
(ちなみに筆者はSpotify中心でたまに
を利用)
 
こうしたものはテレビのような
絶大な力はないけれど、昔、特に
世間一般でいう90年代後半からの
V系ブームが去って「V系氷河期」
なんて言われた時代に比べたら
遥かにいろいろなバンドの曲が
手軽に聴けるようになったし、
私自身それでもっと好きになった
バンドもあります。
 
V系氷河期と言われていたあの頃
私がV系バンドを発掘しようとしても
インターネットでインディーズV系バンドを
聴けるのはせいぜいびじゅなびの数十秒の
試聴(それもバンドによっては
ないところも多い)と少ない
ライヴ動画ぐらいで、
そこから新しいバンドを発掘して
いたのでそれに比べたら随分幅が
広がった感じはあります。
 
ただ、そうはいっても元々バンギャル
ギャ男ではない人がまず動画や
サブスクの音楽に行き着くまでに
V系自体に興味を持ってもらう
きっかけがなかなかないのが現状です。
  
今のV系シーンを見ていると、
あくまで今はどっぷりとライヴに
通ったりしていない、積極的に
色々なバンドのCDを買ったり
していない(You Tubeやサブスクは聴く)、
私の感覚ですが
「そこそこ売れているけれど、ファンの数が
そこから増えていない」バンドが
多い印象があります。
 
そもそもV系は下手に流行らず
ひっそりと生きていけばいいという
意見もありますし、 私もそうも思います。
考えようによっては、バンドマンが
食べていけるだけ売れていて、
ファンもライヴに行っても
すごく大きな会場で米粒くらいしか
見えないよりも、より近くで見れるなら
Win-Winでもあるのかもしれません。 
 
ただ、ひっそりとしてるだけでは
人間も文化も生きてはいけないとも
思うんですよね。
ファンもバンドマンも歳を取るし、
それぞれ色々なことがあって
V系から離れなければならなくなったり
自然と離れていくことも少なくないです。
 
V系を盛り上げるには
 
このままではV系は衰退していくと
書きましたが、V系が衰退しない
ためには?と考えるとやはり絶対数、
特に若いファンが必要です。
 
先程も書いたとおりただでさえ
少子化ですし、若い子が興味を持つ
文化の種類が増えていて、K-POP
アイドル、2.5次元、ソシャゲが
好きな子も多いです。
 
そうした現状ですし、
そもそもV系バンドの数も
減っているかも?と最近思うんです。
鹿鳴館などのV系で有名な
ライヴハウスなども最近では
地下アイドルのライヴを行うことが
増えているようですし、V系のライヴが
開催されること自体減っているのかも?
しれません。
 
今の10代や20代前半の子達が
今のV系シーンを見て、
V系バンドで成功したい!売れたい!」
という夢を持つことができるだろうか?
とも思うんです。
 
まあ最近鬼龍院さんが「2億貯まった」
とテレビで発言(詳細は
「池袋CYBERで焼き肉してた
バンドが…夢があるなあ」
と感じますが、そもそも彼らは
エアバンドですし、
彼らを見てヴォーカリストはともかく、
V系ギタリストになりたい!!!」
と思う人は稀だと思うんですよね・・・。
あれだけ売れましたし、将来
V系に憧れを持ちました」
というバンドマンが出てくる可能性は
ゼロではないと思いますし
あるだろうと思いますが。
 
これだけ衰退論を語っていて
言うのもあれですが、世の中の
流行りはわからないものですし、
今は流行ってなくてもDA PUMPのように
V系V系バンドも再ブレイクの
可能性だってなくはないとも思います。
 
そのときはDA PUMPが大人からは
「ダサかっこいい」と言われたように
V系が「懐かしい」とされるかも
しれませんが、子どもから見たら
DA PUMPは「ダサかっこいい」ではなくて
本当に「かっこいい」と見ていたという
話もありますし、若い子からV系
「かっこいい」ものだとされる
可能性だってないわけではないです。
 
ただ、そうしたブームになるため、
ブームにならなくても少しでも
この状況でV系は生き残るために
どうすれはいいか?
と考えると、出ようとして
自分たちからすぐに出られるものでは
ないにしてもとにかく笑われてもいいから
テレビなどのメディアに出ることが
まず私としては一つ考えられます。
 
ただ、有吉反省会などに出た
アーティストたちのファンが
増えているか?と言ったら正直
ドカンといった動きは感じられません。
それでも世間に少しでも
知ってもらうために、
忘れられないために出ることが
必要なのではないかと考えます。
 
You Tubeがこれだけ
流行っているとはいえ、
元々ニコニコ動画で火がついた
大きく世の中に知れ渡った
きっかけはテレビに出たこと
ですし、それは数年前とはいえ
今でもまだテレビの影響って
すごく大きいと思うんです。 
 
V系がテレビに出ることによって
離れていたファンが戻って
くることもあるかもしれません。
 
あとは面白みのなくて
パッとした解決策には
ならないのですがバンド側は
とにかく地道に活動をしていくこと、
ときには新しい試み、特に
時代に合ったもの(例えば今は
YouTuber活動をするバンドマンも
いますね)にチャレンジすることが
大事なのでは?と思います。
 
そしてファン側はどうすればいいか?
といったら自分の無理のない
範囲で好きなバンドや音楽を
楽しむことが一番ではないかなと
思います。
そして好きなバンドや音楽を
広めたいなら口コミ(押し付けに
ならない程度に)やTwitter
Instagramなどで広めたり。
 
結局特に目新しいことを
書いたわけではないですが、
私の意見としてはこんな感じです。
 
今後また何か別のことを思いつくかも
しれませんがそれはそのときにまた
書こうと思います。
 
ここまで長文読んで頂いてありがとう
ございました。