自殺を図った日
※V系関係ない記事です
もう自分は長くないと思った。
毎日毎日死にたい死にたいという気持ちばかり湧いてそれが苦痛で苦痛で堪らなかった。
元々人と疎遠な生活をしているのに最近長年の友達二人と縁が切れたりとストレスが多くのしかかったことはたしかにあった。
でも自殺の原因はそれじゃなくて湧いて湧いて止まらない死にたいという気持ちの濁流に飲み込まれて喘いでもう無理だと思ったからだ。
東京都が行っているLINEや電話での自殺相談を利用したが、去年LINEしたときの担当者は親身に話を聞いてくれたものの、最近利用した際は仕方ないのはわかってるが、LINEも電話も結局病院の話になり、そしてどこか事務的なやり取りと感じて救いを感じられずかえって自殺を決意する心境に至ってしまった。
本当は住んでいるマンションの最上階から飛び降りようと思ってそのために真新しい新品の服に着替えた。
メモ用紙に遺書も書いた。
母と父に感謝と謝罪の念と、棺にいつも一緒に寝ているぬいぐるみたちや妹からもらったアルパカのぬいぐるみを入れてほしいこと、LINEやTwitterで連絡してほしいことなどを書いた。
現金が入っている封筒もわかりやすいようにその下に置いた。
今まで散々自殺した人の死後の世界について調べたことがあって後悔したり地獄のようなところに行くということは知識としてあったしそう信じていた。
でももう無理だと思った、死んでから沢山沢山後悔するだろうなと思いつつも私は覚悟を決めたつもりだった。
でも勇気が出なかった。
結局私はチキンなのだ。
なのでまずは抵抗感の薄いビニール紐での首吊り自殺をしようと考えた。
具体的な自殺方法についてはこれを読んでいる人の自殺を後押ししたくないので割愛するが、今までで一番しっかりと紐や包帯を結びまくって吊ってみた。
が、あえなく落下。
やはりビニール紐と包帯だけでは私の体重に耐えきれなかったようで私の重みで破けてしまったのだ。
情けない。
母はその様子を楽しみながら撮影し、首にビニール紐と包帯が巻き付いた状態の娘を見たはずの父親も何も気にせず踊っていた。
ああ情けない、情けない。